株主総会招集通知(三菱商事)

投資
三菱商事株式会社

要点

 本日は、大手商社株へ投資することが有望であると考えている理由を私の経験と共に書いています。また、実際に三菱商事の株主総会に出席した上での当社への印象並びに独自の先進的な取り組みであると思われる同社の株主懇談会の内容についても紹介しコメントを付しております。投資家として私は、三菱商事の株価・配当金ともに今後も期待できるものと考えています(あくまで、素人の株主の個人的予想であることをご留意下さい。株式投資は自己責任でお願い致します)。

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大手商社株への投資ー自分の経験と感想

 昨日、株式を所有している三菱商事株式会社から、「令和2年度 定時株主総会招集ご通知」が郵送されてきました(上記写真がそれです、既にHP上で公開されていますし、表紙のみですので公開することに致しました)。私は、ささやかながら数社の株式会社の株主です。どの銘柄に、どれくらいの期間、どのような規模の投資すべきなのか、大変難しくこれまで紆余曲折がありました。

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 私は、少額ではありますがいろいろな会社に投資し、成功・失敗を繰り返し、現在では大手商社をそれなりの価格で仕込むことができれば魅力的だろうと考えるに至りました。また、(1年以内の出来事と記憶していますが)世界的に著名な投資家が日本の大手商社株に投資したことが報道されましたが、日本の大手商社株は魅力的という判断があったのかもしれません。私が日本の大手商社株が魅力的と考えるのは、①中長期中長期保有を前提とした企業価値の最大化に強い関心があり、②配当金にも少なからぬ関心があるからです。その2点において期待がもてると確信しています。とりわけ、私の知る限り、大手商社株は配当水準が高めであるという印象があります。もちろん、業績が悪い時は配当に期待できないですが、それなりの業績を上げているのであれば、然るべき水準の配当金が支払うべきですし現に支払われてきましたので。

 そもそも株主が株式会社の所有者であり、かつ、会社経営が傾けば100%減資(事実上、所有する株式が紙屑同然になる)という形で責任をとることになるという株主の法的地位に着目すれば、真っ先に株主に利益が配分されるべきものでしょう。次は、業績をあげるのに貢献した経営陣が然るべき報酬を取るべきでしょう。もっとも、このような株主や経営陣への利益配分を厚くすべきであるという考え方は、従業員の賃金を低くする最大の要因であるとして厳しく批判されてもいます。会社が上げた利益をどのような形で分配すべきなのか、これだけで数本の論文が書けるほどの大きなテーマです。ここではこのテーマには深入りせず、大手商社の一つである三菱商事株式会社の株主総会に参加した個人的感想、個人株主懇談会という制度についての個人的感想について述べています。ご参考まで。

三菱商事の株主総会(コロナ前)ー自分の感想

 わたくしは、コロナ前に複数回、三菱商事の株主総会に参加する機会がありました。株主総会に参加する層の大半はシニア層で、現役世代での参加は決して多くはないというのは、平日午前に総会を開催する際の一般的傾向ですが、三菱商事も然りです。先日、ご紹介した三井物産と三菱商事は同業他社であるのみならず、両者とも財閥系の商社であること、日本を代表する伝統ある大手企業である点に共通点があります。同時にかねてより「人の三井、組織の三菱」と称されるように三井と三菱は違うと指摘されていますがどこが違うのか、自分の五感で体験することとしました。

 私が行った際の会場は、いずれも「ザ・プリンス パークタワー東京」でして、JR浜松町駅から少し距離のある、都営地下鉄芝公園駅、赤羽橋駅からだとほど近い距離でした。大変ゆったりしているという強い印象があります。また、行くルートが複数あるので、駅から株主だらけではありますが、歩きにくいとか雨だと大変だなと感じたことはありませんでした。

 会場では、個々の株主にそれ程親切ではありませんが喧嘩腰でもない、ほどよい距離感で接するような感じで、全般に無駄のない仕事をしている社員が多いように思いました。総会のメインである株主からの質問ですが、三井物産のように個々の質問者に対して「質問ありがとうございました」、との会社側からの発言はなかったと記憶しています。とはいえ、必要なことには答えようとする姿勢であり、特に喧嘩腰でもありませんでした。全体を通して、私の目には、法律・定款で定められた必要なことには対応するが、それ以上のサービスはしないよ、我々の任務は業績を向上させることによって企業価値を向上し、結果的に株価向上や配当金の増額をすることである、具体的な結果を出すことで株主の期待に応えていく感を強く抱きました。つまり、意外にも派手さはなく質実剛健な会社であるという印象を強くもちました。

 三井物産の株主総会については、先日投稿した「株主総会招集通知(三井物産)」をご参照下さい。                                            株主総会招集通知(三井物産)

 

個人株主懇談会(コロナ前)

 三菱商事の個人株主への先進的かつ特色ある取り組みとしては、株主総会とは別の日程に設定されることになる個人株主懇談会(コロナ前)が存在したことを指摘したいと思います。第1回が2018年12月11日、第2回が2019年9月13日に開催されています(2020年以降はコロナのため開催は確認できませんでした)。

 まず、株主宛に個人株主懇談会の案内が送付され、希望する場合は必要事項を書いて郵送で返信します。その後、応募多数の場合には厳正な抽選により株主を選びます。当選した株主は開東閣(三菱財閥の創業家である旧岩崎家別邸)に招待され、経営陣から会社説明、懇談会を実施されます。私は、応募しましたが残念ながら落選してしまいました。応募した方がかなり多かったという会社側の発表があったように記憶しています。実施された個人株主懇談会の詳細は、会社のHPの投資家情報>個人投資家・個人株主の皆様へ>【開催ご報告】個人株主懇談会 のところに詳細な記載があります。

 私は、経営陣と会社の詳細について話ができる機会を設けている、三菱商事の姿勢は素晴らしいと感じています。株主総会とは別の日程でこのような機会を設けることで人数は限られてしまうけれども、可能な限り手厚い個人株主への対応を模索している点、特に会社ゆかりの場所で普段であれば立ち入ることができない場に招待することは特別感を演出しており上手いなと思いました。コロナが収束し、多くの方が安心・安全な形式で個人株主懇談会に参加できる日が来ることを願っています。

本年の株主総会(三菱商事)―留意点2点

 本年の三菱商事株式会社の株主総会では以下の2点が求められています。

 第一は、本年の株主総会には可能な限り郵送又はインターネットでの事前の議決権行使が要請されています。

 第二は、当日総会に来ない株主も含め、株主としての関心事項を事前アンケートという形への協力がお願いされています。特に、この事前アンケートへの回答は、専用ウェブサイトにて本年6月16日(水)までに回答することが求められています(総会は6月25日・金曜日なので締切は早目です)。詳細は、別紙「事前アンケートのお願い」にQRコードやインターネットアドレスが掲載されています。

関連記事の紹介

1.株主総会後について送られてきた株主通信に関しては以下をご参照下さい。                                    三菱商事 株主通信

2.社債発行については、以下をご参照下さい。                          三菱商事ー米ドル建無担保普通社債発行

3.最近の動きについては、以下をご参照下さい。なお、三井物産・丸紅と共に紹介しています。     大手商社における最近の動きー三菱商事、三井物産、丸紅

4.2021年度第1四半期決算については、以下をご参照ください。なお、三井物産・丸紅と共に紹介・検討しています。                                      大手商社第1四半期決算ー三菱商事・三井物産・丸紅ー

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