ブログ・運営者の紹介

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本ブログの紹介

 令和3年(2021年)3月、ブログを開設しました。社会科学研究室【東京発】という名称です。本ブログの運営者の職業は研究者(都内大手私大教授)で、専攻領域は社会科学の一領域です。現在、本務校において、研究・教育・大学行政・社会貢献に励んでおります。運営者の専攻分野が社会科学であること、かつ、在京であることから、上記のブログ名称と致しました。

本ブログを開設した理由

 研究者、即ち、大学教員は、決して高給取りとは言えませんが、長年にわたり専門領域の研究に励むとともに、講義・演習等で意欲ある学生諸君と共に学び、研究内容を社会に還元していく、という点において大変にやり甲斐のある職業の一つであると確信します。同僚の先生方の中には息子さん、娘さんに大学教員をすすめるケース、実際に大学教員になられているケースは少なくありません。このことからも、大学教員は魅力のある職業ではないかとの推定が働きます。

 そこで、大学教員になりたいと思われる方は一定割合おられることと思います。しかしながら、大学教員になるための手法(いわゆるノウハウ)については、インターネットで様々な情報が公開される今日であっても、肝心要の情報(大学院進学、大学院での過ごし方、大学教員人事を巡る情報)はなかなか表に出てこないのが現状です。これは、私自身が経験的に痛感したことでもあります。せいぜい必要な範囲において指導教授や指導教授以外の教授から、あるいは既に専任教員になられた先輩や情報通の先輩院生等から口述で伝授されるレベルに過ぎません。このような現状は、能力のある有為な若者が大学教員(研究者)になろうとする意欲を大いに制限するものであって決して好ましい状況ではありません。

 平成になり、鷲田教授による「大学教授になる方法」というシリーズが書籍化される等、現状を打ち破る試みがなされ、大いに助けられた方もおられることでしょう。大変優れた試みであり風穴を空けた面はありました。ただ、近年の社会情勢と同じく大学を巡る情勢も日々刻々と変化し、昭和~平成初期の常識はもはや常識ではないことさえあります。

 ここに現在、大学に籍を置く現役教員が、現在の情報を絶え間なく発信する重要な意味があろうと思うのです。また、良し悪しはあろうかと思われますが、大学においても、東京一極集中の傾向(ヒト、モノ、カネ、情報の一極集中)は否定し難いものがあります。コロナ前後を問わず、この傾向に大きな変化はなかったと感じます。そして、この傾向は、社会科学系の学問分野において特に顕著です。それ故、地方都市の大学ではなく、最近の情報に敏感な都内の大学に在籍する専任教員が情報発信すべき必要性が高いと考えるに至りました。率直なところ、京都・大阪といった我が国を代表する都市の一つである関西圏の大学でも地方都市の大学であると感じる局面は、情報面において少なからず痛感することです(決して、学問的な優劣ではありません)。

運営者の紹介

 運営者はsと申します(記事はすべてsが執筆します、そうでない場合はその旨明記します)。職業は、大学専任教員です。職位は、教授で(特任教授や客員教授ではありません)、大学から支給される給与で生活が成り立っています。専門分野は、社会科学の一分野です。学位は博士号を取得しており、私の博士論文は国立国会図書館に所蔵されています。現在、勤務している大学(本務校)は東京都内の大手私大です。なお、本ブログにおいて意見・見解が述べられている部分がありますが、それは、現本務校なり所属する学会の公式見解ではなく、運営者の個人的見解に過ぎず、その責任はすべて運営者に帰属致します。

今後取り上げる内容①(研究・教育)

 本ブログでは、社会科学を専門分野とする現役の大学教員(都内の大学に在籍)が守秘義務・コンプライアンスに反しない限りにおいて、大学院生・ポスドク・専業非常勤の方々は勿論のこと、大学教員になることを考えている専門職の社会人の皆様や多くの大学生諸君・高校生・受験生諸君(ひいてはその親御様など関係する皆様)を対象とします。その際、研究者・大学教員になることも選択肢の一つとして考えてほしいという問題意識のもと、大学専任教員(職業的研究者)になるためにどのような点に留意すべきなのか、どのような努力が求められているのかを可能な限り具体的に示していくものです。また、社会人になって一念発起して大学院に入学しようという方にも有益な情報提供ができればとも思います。大学は、研究業績人柄がきちんとしているのならば)意外に開放的で様々な経歴の方を受け容れるところですので、自分など大学教員になれないと思われる方にこそ、本ブログを覗いてほしいと思っています。もし、内容に不適切・誤りがありましたら、ご指摘・ご叱正を賜ることが出来ましたら幸いです。

今後取り上げる内容②(投資)

 私は、2005年から株式投資を開始しました。株式投資並びに投資全般についても情報発信します。

 そもそも、私の研究領域と株式投資は若干関係があります。最近では、暗号通貨についても研究者として関心をもって眺めています。株式投資を始めたきっかけは、振り返りますと私が若手研究者たる院生・非常勤講師という経済的に厳しい時期に、アルバイトで貯めたお金を種銭として何とかお金を増やそうとした点にあります。当時、小泉政権下であり「貯蓄から投資へ」というのが流行りで、リスクをとってお金を増やしていくことの必要性が説かれていた時期でもありました。

 当時、身近な企業や子供の頃から慣れ親しんでいる企業に投資をしました。私の初勝利は、子供の頃から洋服でおなじみだった「レナウン(2020年11月27日破産手続開始決定、2021年3月19日清算手続終了)」でした。まぐれみたいなものですが、全般に株価水準が上昇基調にあったこともあり、僅かではありますが利益を出すことができました。その後、研究活動に従事しつつも、デイトレードやスイングトレードといった形態で株式投資(投機かもしれませんが)に励んでいた時期もあります。当然のことながら、成功と失敗の両方を経験しています。

 どん底まで低下した株価・そんな株価を見るのもつらい時期や100パーセント減資となることがほぼ決まり、買値の1割未満で売却せざるを得なかった屈辱的な時期もあれば、読みがあたり市場から評価され株価が上昇したり、株価チェックが楽しみで仕方ないという有難い時期もありました。それらの間には、全世界を震撼させた、サブプライムローン破綻、リーマンショックという超ド級の衝撃も経験しています。初期の頃に手掛け現在まで継続している銘柄は、重厚長大系のものが多く、とりわけ鉄鋼セクターは2007年の鉄鋼株の大相場を経験したこともあり、鉄鋼株は今も魅力を感じています。その他、鉄鋼以外の重厚長大系のものにも魅力を感じています。その関連で、旧三井鉱山(現日本コークス工業)にも魅力を感じ10数年前に投資しました。その後、専任教員となり多忙となったこともあり株式投資は塩漬け状態に等しい状態でした。

 その後、アベノミクスの影響で株価が買値まで戻してきた銘柄が出てくれば売却し、日経平均を構成する225銘柄を分析する中で購入を検討していたところ、大手商社株に魅力を感じるに至り商社株を購入するようになりました。たまたま商社株の業績が悪い時期だったため予想外に安く買えた時期でもありました。かくして、商社株・鉄鋼株等を中心に浅く広く漁っています。まだまだ投資家としては未熟者です。

 2020年のコロナ禍にあっては株価にも影響があり、特に2020年の3月~4月にかけて株価が大きく下げた時期がありました。このような歴史的に見ても稀有な時期に、自信をもって特定の銘柄に投資できるか否かが重要だなと痛感します。特定銘柄への投資はリスクが高まるので慎重に考えるべきというのが定石ですが、リターンを多く欲する際は特定銘柄への投資が有効です。そのためには、かなり長期間にわたり、自分の興味ある銘柄のファンダメンタル分析はもちろんのこと、日々の株価・材料のチェック、会社全般に関する情報チェックをすることが、特定銘柄の株価動向に対する確固たる自信を生み出し、肌感覚で株価水準を判断できる状況になります。このような状況になれば、大きく値を下げた際に思い切った行動がとれるのだということを実感しています。

 本ブログにおいては、研究・教育についての情報発信に加えて、株式投資をはじめとする投資に関して研究者たる大学教員としての特性(じっくりと物事を考え、表層的な事項から本質的な事項を読み取ること等)を活かして情報を整理・分析し、自分の考えを情報発信していきたいとも考えております。あくまで、私の個人的経験をベースとした上での情報発信ですので、本ブログの情報については自己責任に基づいて利活用して頂くことをお願い致します。本ブログが何らかの形で読者諸氏に貢献できるのであれば、望外の幸福です。

 以下では、研究教育に関する書籍と株式投資に関する書籍の2種類の書籍を紹介します。最初は、職業として大学教員(研究者)を考えている方には一度は読んでおいて欲しいものです。私も、指導教授から読んでおくように言われました。古典的名著です。

 もう一つの書籍は、取引所の歴史についてのものです。東京証券取引所(いわゆる東証)を運営する日本取引所グループが刊行している「日本経済の心臓 証券市場誕生! 」という書籍になります。皆様の中には、江戸時代、大阪の堂島米会所において世界で初めて現物取引に加えて先物取引がなされていたこと、そして、大阪の堂島米会所は(現代社会から見れば)先物市場の基本的システムを備えた、世界初の整備された先物取引市場であったことをご存知の方もおられることでしょう。我が国の取引所に関する歴史を知ることは、単なる教養に留まらず何らかの判断をなす際に有益であるようにも思えます、あくまで個人的見解ですが。

【追記】なお、本ブログのプライバシー・ポリシーは令和3年4月3日にUPしました。

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