株式投資

投資
Monica VolpinによるPixabayからの画像

導入

 日本経済を牽引しているのは会社であり、株式会社の形態であるところが大半です。そして、大規模な株式会社は株式を公開しており、(当該株式会社に特定の利害関係を有している等一定の例外的な場合を除けば)証券会社等で口座を開設し、かつ、証券取引場(日本で最も規模が大きく著名なのは東京証券取引場、通称・東証)で株式を購入することにより株主になることができます。日本の場合、1年間の決算日は3月末日であるところが圧倒的多数であることから、株式会社の最高意思決定機関である株主総会が6月下旬に開催されることが多く、株主の手許にはそろそろ株式関係書類が届く頃でしょう。

 本ブログでは研究者たる大学教員になるための手法・留意点をお伝えすることを基本としましたが、それと同時に株式投資についても私の研究者として知り得た内容及び個人的経験により獲得した知識・理解を共有致したいと思うに至りました。といいますのも、社会科学を専攻する大学教員は株式が直接の専門でないにしても可能であれば株式投資をすることにより、世の中の経済のことをより身近なものとして感じる必要性があるのではないかと日頃から考えていて、自らの経験等を少しでも情報発信することが研究者としての社会的責務であろうとも考えたからです。私は株式投資の点ではまだまだ素人ですので、その点はご了解ください。本ブログでは基本的なことと自らの経験についての記述が大半になろうかと思います。

 なお、本ブログは、皆様に株式投資を積極的に勧めるものでもなく、また、積極的に引き止めるものでもありません。株式投資をはじめとする投資は、ご自身の自由な意思決定に基づいてお決めください。投資は自己責任ですから。

貯蓄から投資へ

 小泉政権下で「貯蓄から投資へ」と盛んに喧伝された時期がありました。それは現在も同じです。では、なぜそのようなことが喧伝されるに至ったのか。その背景にあるのは、家庭内の金融資産が1900兆円あり、その内、預貯金が1000兆円に上るという点が大きいでしょう。つまり、日本の家庭では預貯金以外の金融資産である、株式・投資信託等への投資がなされる割合が低めであるという点があります。考えてみれば、適切なお金に関する教育が事実上公教育ではなされていない現状からすれば、儲けられるかもしれないものの、元本が割れてしまう(場合によれば1円も返ってこない)ようなものへの恐怖感は根強いものがあり、とりあえずは預貯金にお金が流れるというのは我が国の現状からして無理からぬ面があります。

 他方、年金を受給している高齢の方々の暮らしぶりを見る限り、悠々自適なお暮らしの方は決して多いように思えないのも事実であり、特に、年金2000万円問題が公然と語られるようになり、もはやまじめに定年まで勤めあげ、定年後は年金と退職金で悠々自適に暮らすというモデルが崩壊しているように思えてなりません。そこで、個々人がそれぞれ創意工夫することにより、定年後の生活防衛を考えていかねばならないのでしょう。

 では、具体的に何をすべきなのか。最後に紹介する書籍はこの点を体系的に解説している著名な書籍なので体系的な理解を望んでいる方は最後の書籍をご覧ください。基本的なことから丁寧に説明されています。著者は有名なyoutuberでもあるので、youtubeでご覧になってもいいかと思いますが、本で理解することの利便性はyoutubeであっても敵わないように思います。ここでは、私が実践した個別株式への投資について書いていきます。

なぜ個別株式への投資なのか

 後日、詳細をお伝えしますが、私の場合、周辺に株式投資をして財を成している人がいたということ、特に親父も株式投資が大好きだったことが挙げられます(会社の持株会で株式を取得するのはもちろん、自分でもあれこれ取引していました)。単純に投資≒株式投資、という頭だったのです。また、個別株式への投資とは、〇〇株式会社の株主(単元株主)になることですので、とても具体的で自分の出したお金がどこに向けられているのかが非常に明確であるというのもありました。更には、(私の不勉強・無理解が大きいのですが)投資信託は何に投資しているのか分かりにくく、素人だと騙されてしまうのではないかという恐怖もありました。もっとも、一般には個別株式への投資の方が投資信託への投資よりリスクが高いと評価されています。

 かくして、10数年前の私は証券会社に口座を開設し、いくつかの株式会社の株主になりました。そのとき、少しだけ社会とかかわりを持つことができた、これで自分の一人前の投資家だなんて思ったものです。

株式投資をする際にー注意点

 私の周辺にいた株式投資で財を成した人や親父から、「俺も株式投資したいんだ」と言ったら、次のことを助言されました。あまりに一般的過ぎますが、ご参考まで。第一は、余剰資金でやりなさいということです、仮にその資金がなかったとしても生活を営む上で支障があるのなら無理な投資だからやめときなさいということです。生きていたら思わぬところでお金がいることがありますから。第二は、株式投資をするのなら現物から始めなさい、素人は信用取引には手を出さないこと、です。信用取引という手法は、歴史的には江戸時代の大阪の堂島で始まった米の売買にまで遡ることができるもので、世界で最初に行われた信用取引とも言われています。信用取引は利益・損失ともに膨大なものになることが少なくなく、紙一重の差で大富豪になったり大貧民になったりするからでもあります。第三は、個別株式なら一点買いはやめろ、いくつか複数の銘柄を買いなさいというものです。1資金を1社だけに投資していると、その1社が経営が破綻した際に株主の権利は100%減資という形でなくなります。

結論

 ごく簡単に、私と株式投資に関して情報提供しました。今後も研究者になる手法と並行して投資関係についても触れていくことにします。たまたまではありますが、大手商社から株主総会の案内が届きました。

 投資一般、お金と人生全般については、以下の書籍をお勧めします。著者はYOUTUBEでも活動中の著名な方です。

 

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