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本ブログの紹介
この度、社会科学研究室【東京発】という名称のブログを開設しました。本ブログの運営者の職業は研究者(大学専任教員)で、専攻領域は社会科学の一領域です。現在、本務校において、研究・教育・大学行政・社会貢献に励んでおります。運営者の専攻分野が社会科学であること及び在京であることから、上記のブログ名称と致しました。
本ブログを開設した理由
大学教員は、決して高給取りとは言えませんが、長年にわたり専門領域の研究に励むとともに、講義・演習等で意欲ある学生諸君と共に学び、研究内容を社会に還元していく、という点において大変にやり甲斐のある職業の一つであると確信します。しかしながら、大学教員になるための手法(いわゆるノウハウ)については、インターネットで様々な情報が公開される今日であっても、肝心要の情報(大学院進学の際に必要となる情報、研究者養成の現状と課題、大学教員人事を巡る情報)はなかなか表に出てこないのが現状です。これは、私自身が経験的に痛感したことでもあります。せいぜい必要な範囲において指導教授や指導教授以外の教授から、あるいは先輩(院生・教員)から口述で伝授されるレベルに過ぎません。このような現状は、能力のある有為な若者が大学教員(研究者)になろうとする意欲を大いに制限するものであって決して好ましいものとは思えません。平成になり、このような現状を打ち破る試みがあり、大いに助けられた方もおられるでしょう。大変優れた試みであり風穴を空けた面はありました。ただ、近年の社会情勢と同じく大学を巡る情勢も日々刻々と変化し、昭和~平成初期の常識はもはや常識ではないことさえあります。ここに現在、大学に籍を置く現役教員が、現在の情報を絶え間なく発信する重要な意味があろうと思うのです。また、良し悪しはあろうかと思われますが、大学においても、東京一極集中の傾向(ヒト、モノ、カネ、情報の一極集中)は否定し難いものがあります。それは、社会科学系の学問分野において特に顕著です。それ故、地方都市の大学ではなく都内の大学に在籍する専任教員が情報発信すべき必要性が高いと考えるに至りました。
運営者の紹介
運営者はsと申します(記事はすべてsが執筆します、そうでない場合はその旨明記します)。職業は、大学での専任教員です。職位は、教授・准教授・専任講師・助教のいずれかですが、非常勤講師ではありません。大学から支給される給与で生活が成り立っています。専門分野は、社会科学の一分野です。学位は博士号を取得しており、私の博士論文は国立国会図書館に所蔵されています。現在、勤務している大学(本務校)は東京都内の大学です。なお、本ブログにおいて意見・見解が述べられている部分がありますが、それは、現本務校なり所属する学会の公式見解ではなく、運営者の個人的見解に過ぎず、その責任はすべて運営者に帰属致します。
今後取り上げる内容
本ブログでは、社会科学を専門分野とする現役の大学教員(都内の大学に在籍)が守秘義務・コンプライアンスに反しない限りにおいて、多くの大学生諸君、ひいては高校生・受験生諸君(ひいてはその親御様など関係する皆様)に研究者・大学教員になることも選択肢の一つとして考えて頂くべく、大学教員になるためにどのような点に留意すべきなのか、どのような努力が求められているのかを示していくものです。また、社会人になって一念発起して大学院に入学しようという方にも有益な情報提供ができればとも思います。もし、同業の大学教員の先生方が本ブログを閲覧され、内容に不適切・誤りがありましたら、ご指摘・ご叱正を賜ることが出来ましたら幸いです。その他、最近、関心のある内容については上記の内容に限定することなく幅広く取り上げていきたいとも考えています。おそらく、生活に関連すること全般、社会科学全般について取り上げることになろうかと考えています。
用語
私は、大学教員もしくは大学専任教員という名称を多用しています。ご存知の通り、大学も一つの組織であり、その組織内には職位が存在します。会社や官公庁の部長・課長・課長補佐・係長のようなものです。大学では、教授・准教授・専任講師・助教といったものがそれに相当します。大学教員とは教授~助教まですべてを含む概念であり、特に断りない限り専任教員であるという前提で用いています。大学の場合、専任教員か否かは重要であり私どもも意識しますが、職位について意識することがあまりないこともありこのような記述をしています。専任教員ではない非常勤講師を意味する場合については、別途その旨表記するようにします。この点、ご理解の程お願い致します。
では、今後ともよろしくお願い致します。そして、本ブログがより良いものになるためには読者の皆様の奇譚のないご意見・ご感想が不可欠です。上の方に「お問い合わせ」という箇所がありますのでそこからご意見・ご感想をお送りいただければ幸いです。
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以上