日本コークス工業・株価予想(2022年3月分+2024年2~3月【追加】)

投資
Ben ScherjonによるPixabayからの画像

要点

 日本コークス工業の株価は、先週一転して下げ続けましたが、3月11日(金)には若干ですが上げに転じました。10数年にわたり本銘柄の株価を観察してきた者として、株価にこれまでにないある種の強さを感じました。


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 従って、3月14日以降の株価は短期的には若干の上昇を期待できるのではないかと考えています(ある種の勘みたいなものです。爆上げは難しいかもしれません)。

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 なお、これまでの株価動向についての記事は以下をご参照ください。日本コークス工業・最近の株価動向日本コークス工業・最近の株価動向②日本コークス工業・最近の株価動向③をご参照下さい。

日本コークス工業・株価動向(3月7日~11日)         ー下落が続くも3月11日は上昇に転ずるー

 日本コークス工業の先週(3月7日~3月11日)の株価推移は以下の通りです。

日付日本コークス工業株式会社・株価(終値)参考・日経平均株価(終値)
3月7日(月)189円(前日比19円+25221円41銭
3月8日(火)163円(前日比26円マイナス24790円95銭
3月9日(水)158円(前日比5円マイナス24717円53銭
3月10日(木)157円(前日比1円マイナス25690円40銭
3月11日(金)161円(前日比4円+25162円78銭

 ロシアを起点とする国際情勢の急激な変化、並びにそれに伴い石油のみならず石炭の国際価格が上昇したことを背景に、株価は2月下旬から3月上旬にかけて上昇を続け、3月7日には高値197円・終値189円をつける等弾みをつけ、200円近しと思われる状況でした。ところが一転して、火曜~木曜にかけては下げ続け、3月11日(金)も株価が下がるようだとしばらく期待できないと予想していたのですが、金曜日は若干ですが値を戻しました。

日本コークス工業・株価予想(3月14日~上昇期待)

 私は、日本コークス工業の株価は短期的には若干の上昇を期待できるのではないかと考えています。本銘柄の値動きは三井鉱山時代から10数年にわたりウオッチしてきましたが、日経平均と連動して上昇する可能性は少なく、むしろ石炭の国際価格の影響を受ける可能性が高いと言えます。とはいえ、なかなか株価予想の難しい銘柄で、期待しては裏切られることも多く、企業業績の割には株価が安い時期も少なからずありました。

 直近になり、株価上昇から下落に転じ、3月11日(金)の株価が下げで終わればしばらくは塩漬け状態も覚悟しなければならないと考えておりましたが、若干ではありますが値を戻しました。株価にこれまでにないある種の強さを感じました。これまで140円~150円の幅で推移していましたが、短期的にはそれよりも高い株価水準、即ち、160円~170円あたりで推移するのではないかと予想します。市場全体としてさすがに140円~150円は安すぎるとの評価が固まった可能性があります。とはいえ、ここ10年において200円突破をすることはありませんでしたので、200円を超えるか否かが、本銘柄が爆上げ銘柄か否かを決する一つの分水嶺になることでしょう。

2024年2月下旬~3月

 皆様、ご存知の通り、日経平均株価がやっと平成期に到達した高値を更新し、株式市場が活況を呈している感があります。とはいえ、15年以上の社名が三井鉱山の時代から本銘柄を観察していた私からすると、伝統的に日経平均に連動して動くことは考えにくく、本銘柄特有の事情についてWatchする必要がある銘柄のように思います。現在のところ、株価は決して高値とは言い難い状況ですが、会社側は2024年3月1日(金)には公式HPにて業績予想の修正を公にし、売上高221億円減(13.9%減)、営業利益20億円減(31.7%減)、経常利益20億円減(36.4%減)、純利益7億円減(25億円→18億円、28%減)という厳しい数字を明らかにしました。現段階では配当予想については変更なしとのことです(2024年2月9日の会社発表では1株3円配当予定)。2024年3月1日の株価は、意外なことに前日比4円高の127円で終わりました。

 今後、業績予想をふまえて株価がどう動くのかが気になるところかと思われます。私は10数年前に200円台から株価が上昇し、ストップ高を経て最終的に500円台に到達したことを鮮明に記憶しておりますが、10数年前のような力強さは勿論ありませんし、2年前のような力強さを感じることもできませんでした。本銘柄は、日経平均とは関係なく、上がるときは一気にあがるように感じます。株式投資は余剰資金ですべきだというのは鉄則ですが、特に、本銘柄のように他が動く時は無風で、何かの材料で上がるときは一気にあがるという性質を有する銘柄は、余剰資金で安い時に仕込んで放置し、上がるまでゆっくりと待てる、気の長い方じゃないと厳しいかもしれません。私は、100円前後なら買いだと考えていますが、現状は、売りにせよ買いにせよ、中途半端な株価水準なので、ポジションを取りにくいのではと予想します。

その後の株価の動向ですが、上がったり下がったり、やや下げ基調の感があります。やはり、100円になれば買いで、2倍以上になることを期待してもなかなか期待通りにならないことを今回痛感しました。

 以上、私自身が本銘柄については愛着がありすぎるため、目が曇っているかもしれません。株式投資・投資行動はくれぐれも自己責任でお願い致します。

 

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