日本コークス工業・最近の株価動向③

投資
Ben ScherjonによるPixabayからの画像

要点

 日本コークス工業(3315)の株価が2日連続で下落しました(3月9日の終値で158円)。


機関投資家に聞く


機関投資家だけが知っている「予想」のいらない株式投資法

 私は、今週の株価動向により今後が占えると考えており、本銘柄にとって、3月10日(木)・3月11日(金)の株価動向はかなり重要と考えています。力強く株価が上昇に転ずるのか、あるいは、下落し続けるのか、誰にも分からないことと思います。

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 日々、株価がどうなるのか分からない不安な気持ちに打ち勝つことが、株式投資家にとっての基本であり重要であることを再認識します。

3月9日の株価(日本コークス工業)をふまえて

 令和4年3月9日、日本コークス工業の株価は終値で158円(前日比5円マイナス)となりました。当初は3月8日の終値を超える株価をつけるなど善戦する局面もありましたが、後場に入りじりじりと値を下げるという展開でした。

 本銘柄に対する私の基本的な分析・10年以上の本銘柄とのかかわりについては日本コークス工業・最近の株価動向をご覧ください。3月8日の株価をふまえた3月9日の株価予想・投資家行動予想については、日本コークス工業・最近の株価動向②をご覧ください。

 3月9日の株価動向からすれば、短期的に勝負する投資家諸氏の中には既に売却している方もおられることと推測致します。他方、中長期で勝負する投資家諸氏としては、本銘柄に期待しつつも期待が叶えられない経験を少なからずしてきた方々も少なからずおられるとはいえ、今度こそは一気に上昇するのではという期待をするのも無理からぬところで、今にしてまたいつものパターンかと落胆している方もおられるのではないかと推測するところです。

 株価上昇局面にある銘柄であれば、日経平均が下げであった場合でも株価を上げることはあり、このような銘柄には値上がり期待をするのが一般的かと思われます。同様に日経平均が下げであった場合、株価を上げることはなくとも、前日比0円もしくは1円~2円程度の株安であれば誤差の範囲であるとも言えますが、3月9日の株価だけを見れば、上昇を大きく期待することは難しいかもしれません。

3月10日の株価(日本コークス工業)はどうなる?

 私は、本銘柄に関しては長期で勝負するスタンスであり、2日にわたる下げは率直なところきついなと考えています、また、一気に株価200円を超える可能性もあるのではないかと虎の狸の皮算用をしていたことが恥ずかしくも感じています。今後については、3月10日(木)、3月11日(金)の株価動向、即ち、今週の株価動向により、おおよその方向性が推測できるのではないか、と考えています。といいますのは、4日連続で株価下落となると上昇に転ずるのには大きな力・きっかけが必要で、短期的に大きく値を上げることは困難であると経験的に感じるからです。

 今週、どんどん値を下げるだけの株価展開であれば、2月下旬から3月上旬までの株価上昇は、国際情勢の激変・エネルギー需給の激変に伴う、一時的な株価高騰であったと評価すべきなのでしょう。しばらくは、塩漬けにするもしくは損切りにする覚悟が必要かもしれません。

 他方、明日、一気に10円以上の株価上昇がなされるのであれば、2日間は単なる調整期間であり、今後に一定の期待をしてもいいかと考えています。ただ、一昨日にも書き込みましたように(日本コークス工業・最近の株価動向)、本銘柄が株価200円を超えることができるのか否かが今後の大きな試金石になろうと感じています。

 結局、株価が上がるのか下がるのかは、投資家マインドによる側面も少なくないと思われます。日々移り変わりゆく株価、自分の思惑とは関係なく上下する株価には不安な気持ちにさせられます。しかし、移り変わりゆく株価に振り回されることなく不安に打ち克ち、投資家としてするべきことを淡々とこなしていくことが重要であるという、基本を再認識しました。

 以上、個人的な分析・感覚を書いてみました。ここまで読んで頂き、ありがとうございます。なお、株式投資・投資判断は自己責任で行って頂きますようお願い致します。

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