目次
要点
日本コークス工業株式会社(3315)の株価は上昇を続けていたものの、3月8日に大きく値を下げました。そこで、3月9日の株価動向が今後に大きな影響を与えるのではないかと考えています。もっとも、投資行動(売買の決断)をなすには、投資家の基本的投資スタンスが色濃く反映するものであり、短期的利益を得たい投資家と長期的利益(10年スパン)を得たい投資家とでは、今回においても判断が異なるのではないかと考えています。
なお、株式投資に関する興味深い本が入手できたので上記に紹介しておきます。
令和4年3月8日の株価動向(日本コークス工業)
昨日、本ブログでUPしましたように、日本コークス工業株式会社の株価は2月後半から3月にかけて、一気に上昇していました(日本コークス工業・最近の株価動向)。
しかしながら、3月8日(火)の株価は、相場開始早々から前日の株価を下回るところからスタートし、3月7日(月)の終値である189円を一度も上回ることなく低迷し、終値は163円(前日比26円マイナス)でした。一度も上値を追う展開にはならず、かつ、一気に10パーセント以上下げたため、若干不安になられている投資家諸氏もおられるかもしれません。
この現象については、利益確定売りが多数出たため、調整局面に入ったため、という説明が可能ですが、他方、石炭バブルは終焉したのではないか、という説明も可能でしょう。
令和4年3月9日の株価動向は?(日本コークス工業)
「相場のことは相場に聞け」とは著名な格言ですが、現段階では3月9日の日本コークス工業の株価がどうなるのか、分からないというのが本当のところでしょう。とはいえ、3月9日に株価がどうなるかを注目している投資家は少なくないと思われます。ここで微増もしくは日経平均の下げと比較すると若干の下げに留まれば、更なる株価上昇を期待する流れができるように思われます。
他方、3月9日も3月8日と同様の10円以上の下げが続くと、株価上昇を期待することは難しいという流れになろうかとも思われます。おそらくは、3月9日、10日、11日の3日間の株価動向は極めて重要で、週末にはおおよその株価の方向性を見出すことが可能になるのではないかと個人的に予想しています。
投資家の基本的スタンスにより投資行動は異なるのではないか。
最近、本銘柄を保有した投資家の多くは株価130円~140円あたり(もしくはそれよりも低い価格)あたりで仕込んだのではないでしょうか。それを前提とすると、短期的に利益を確保することを主眼とする投資家は、3月9日の株価動向により自らの行動を決めるのではないかと思われます。これ以上の下げが続くとたまらないので、下げだしたら早々に手仕舞いにして(利益を確定して)他の銘柄に移るのが定石でしょう。
他方、長期的視点、即ち、10年単位の時間、一つの銘柄を塩漬けにしておくことを厭わない投資家(個人投資家でしょう)であれば、日本コークス工業の最近の企業業績が上向きとなり、かつてであれば想定し難い水準の配当(1株6円、かつては1株2円の時代も結構続きました)を出せるようになった現状からすれば、現状の株価には満足せず、少なくとも株価200円突破までは動かないような気もします。3月9日の株価やその後の株価動向にも注目はするものの、それで行動を起こすことはなく、まだまだ株価は安く、配当もかつてより改善されたことから、資金の手当てがつくのなら株価が低下した際に買い増しをすることさえ有り得るのではないでしょうか。
以上、日本コークス工業株式会社の株価につき個人的な考えを書きました。株式投資は、あくまで自己責任に基づいた上で行動なさるようお願い致します。
コメント